畝傍山(奈良県橿原市)
最初に注意します。
橿原から大和三山にかけての地域は平らです。
日陰がほとんどありません!!
夏の炎天下に、1日で橿原神宮と大和三山を全部歩いて回るなんて自殺行為です。
これはその自殺行為の際の写真です(涙)。
橿原神宮のすぐ裏手に畝傍山の登山口はあります(もう一つほかにあるらしい)。
ここに行く間に、戦没者を悼むために桜の若木が植えられた一帯があり、
「さ、桜…」
と、また一人で涙ぐむ忍人ファン(橿原神宮の項参照)。
アシュヴィン・ファンの友人は「さあ、常世の入り口を見つけるわよ〜!」とやる気満々でした(橿原神宮から出発したので、このころはまだ元気)。
「………」
「………」
「………」
道はなだらかなのですが、いっこうに折り返す気配がない。
ずーっと直線を登り続けることに不安を覚え始めたころ、やっとちょっと山っぽくなって、頂上に出ました。
さすが標高200メートル足らず。
低い!!
ご近所の方が散歩がてら登っていらっしゃる感じでした(でも三山の中では一番高い)。
以下、追加スチールです。
途中にあった表示(左)と頂上の表示。
すみません、低い山なので特に見るべき物がなくて。
もうちょっと詳しく知りたい方は、以下の説明をどうぞ。
続いて頂上から見た風景(下)。曇天ですみません。
頂上からは、遙かにそびえる葛城山が見えるんですよ。
葛城……
また涙ぐんでいると、「ないわね〜、洞窟」の声。
あ、常世ね、そうでした。
とりあえず、現代の畝傍山には入り口はなかったです。
まあ、ゲームでも現代では耳成山のほうに入り口があったもんね(ん? あれは黄泉への入り口か?)。
ということで、(この時点では)軽やかに畝傍山を後にしたのでした。
つづく…。
あ、追加スチールをもう一つ。
橿原神宮からほど近いところにある、神武天皇御陵です。
戦前の日本人は歴代天皇の名前を全部暗記していたそうで、その冒頭に登場する「神武、綏靖(すいぜい)、安寧(あんねい)、懿徳(いとく)……」の四代までの天皇陵が橿原にあります。
大和三山と数多くの天皇陵……。
まさに古代史の中心地ですね