2011/06/21
『BARAGA-鬼ki』再演
予約していた『BARAGA-鬼ki』再演のDVDが到着したのは、『遙か2』の上演期間中(か直前)。
よってず~~っと見る時間がなかったのですが、ゆかりさんがDVDを買い損ねたとおっしゃるので、『君がため』前夜に一緒に見ることにしました。
『遙か2』を見慣れた目には、みんな衣装が地味ですよね(笑)。
浅葱色の羽織が唯一の明るい色彩(再演の羽織はやたらピカピカしていたので、私は初演の羽織のほうが好きです)という感じですが、うううむ、再演と言うこともあって本当にみんな演技が素晴らしい!
演劇という表現方法の醍醐味を感じさせてくれる舞台です。
特に殺陣はものすごくワイルド。
刀をザクッと刺して、刺した相手に足を掛けて無理矢理引っこ抜くとか、斬り合う以外に蹴りや突きが入るとか、まさに喧嘩殺法。
私は刀を華麗に操るアクロバティックな殺陣よりも、刀の重さやぶつかりあう互いの力が伝わってくるような殺陣が好きなので、やっぱり『BARAGA-鬼ki』が一番性に合います。
また、殺陣のシーンにちゃんと意味やストーリーがあるので、見ているほうが飽きない!
これ、結構貴重なことなんですよ。うん。
特典映像は、キタムラさんがイベントで言っていたとおり、蒼井そらちゃんがプライベートで撮った稽古場、控え室などの風景(一部、舞台のリハも)。
稽古場は冷房がきかず、気温が40度近くあったそうで、そう思って見ると皆さん暑そうです!
再演なので動きや台詞はかなり入っている感じですが、それでもめったに聞けない根本くんの台詞言い間違えとかが、新鮮でした。
一方、冷房がきいている控え室のほうにもカメラは度々入ります。
キタムラさんいわく「主演のゲンゴロウは出ずっぱりだからほとんど行けなかった。では、一番入り浸っていたのは誰でしょう? 答えはDVDで」
答えは原田さん役の植木さんでした!
どのカットでもほとんど備品のように同じ椅子に座っていたんですが!
原田さん、そんなだから寝ている間に薩摩が敵になるんだよ!(笑)
かな~りグダグダの内輪ビデオなんですが、あまり見られないものなのでそれなりに楽しかったです。
ということで、おススメしようにも早くもこのDVD、完売になっちゃったそうです。
いいんだよ、きっとこれは再再演への布石だよ!
キタムラさん、20年後とかふざけたこと言ってないで、来年にでも再演しましょうよ!
こういう名作はより多くの人に見てもらわなきゃだよ!
そして、『遙か2』でキタムラさんのファンになった人にもぜひ見てもらいたい!
命ギリギリのところで、ぶつかりあい、闘っていた幕末の人たちの息吹を感じてもらいたい!
もし再再演が実現したら、来られる方はぜひ、足を運んでくださいね~!
絶対後悔しませんから!
ちなみに昨日6月20日が、今の暦で言う土方さんの命日だったようです。