流星譚　舞台・イベント・DVDレポート

そういえばこのイベントのタイトル、
「『BARAGA-鬼ki』再演DVD 間に合いませんでした祭」
となっていました。
一応、DVDの予約は受け付けていたのですが、編集がまだ終わっていないらしい┐('～`；)┌。
がんばれ。

夜の部の出演者は根本くん、蒼井そらちゃん、Z団の３人、加藤くん、石倉さん、植木くん、小島くんとキタムラさんでした。
前座では根本くんは「歌のバックダンサー」と「エチュードの悪役に誘拐される人質」役を務めました。
ダンスはかなり力入っていて、うまかったです！（歌ってたのはノリノリの石倉さん<笑>）
エチュードは、なぜか悪役とヒーロー＆人質のネタ対決になって、根本くんは「和泉元彌のマネ」というカルトなネタを披露していました。
似てた……のか？(ﾟдﾟ;)
人質役のほうはオカマ演技で、どうも『プリンスセブン』から癖になってるみたいです（笑）。

あと、昼の部だけのゲストのはずの末吉さんが、何度も舞台に呼び出されて、終いには罰ゲームまでやらされていたのがおかしかった……。

さて、「本番」のトークコーナー。
今回はゲストの植木くん、小島くん、石倉さんが結構エピソードを覚えていてくれて、それなりに盛り上がりました。

・初演の大阪千秋楽のリベンジを果たした小島くんは、植木くんに毎回「俺はここにいますよ！」とアピールしていた。

・源さんが「伊東甲子太郎のフリをしろ」と言われてはけるときの台詞（「私が伊東甲子太郎です。甲子太郎の字は……」）がいまいちウケないと悩んでいた石倉さんは、DVD撮影が終わってから「私が伊東甲子太郎です。詳しいことは聞かないでください」という台詞を思いついてやっとウケた。DVDにそれが入らないのが悔しい（「いや、ウケたって言ってもそれほどのものじゃないです」と、植木くんが非情なツッコミを<笑>）。

・そらちゃんには「あたしの名はお嬢！　関東では名の知られた盗賊さ」（←ちょっとおぼろ）という台詞があるが、楽屋で女子三人でいつも「私の名はお紋」と、真山さんの台詞を真似していたので、よりによってゲネプロのときに言い間違えた。

・形見分けのシーンの「近藤勇セット」を、ビニールに適当なものをツッコんで作っていたら、中身に関する問い合わせが思ったより多かったので、再演からは布袋にして中が見えないようにした。ちなみに布袋はそらちゃんの手作り。

・本番の前にやる殺陣返しでのおふざけがすごかった。特に藤堂くんと沖田くんの一騎打ちの場面は、みんなで毎回どっちが勝つか賭けていた（笑）。いちいち「平助、次、胴に来るぞ！」とか教えていた。

・はけるときに暗幕に突っ込んで、巻かれて、キャンディー状態になっていた人がいる。

続いて、覚えているシーンの再現が始まりました。

植木くんが再演でやっと作ってもらった「原田さんの名乗り」シーンや、良輔くんの「関ジャニじゃね～し！」シーンぐらいまでは割と冷静に見ていたんですが、根本くんの選んだシーンが喀血した沖田くんに駆け寄るところ。
良輔くんに本当に倒れてもらって、土方さんが叫んだあたりから「あ、来てる」。
そのシーンは「源さん！　早く総司の服を脱がせるんだ！」「わかりました！」とオチが付いていましたが、舞台を見ていたときの興奮が蘇り始めました。

源さんと土方さんがお嬢の荷物を調べている間に、お嬢と弥太が「じじい、じじい」と大合唱するシーン。石倉さんが台詞を完璧に覚えてます。
続いて、周平をかばいながら源さんが名乗りを上げるシーン。これも最後にオチをつけたけど、石倉さんの完全に本気モードのお芝居に泣きそうになった！

石倉さんの気迫が伝わったのか、全員余興モードから本気モードに移行します。
伊東甲子太郎を闇討ちした後、御陵衛士を待ち伏せするシーン。
おおよその台詞を確認した後も「いや、まだあったはず」と必死で思い出す根本くん。
いざ本番！　となったら、誰も思い出せなかった台詞を見事に再現して演じ切りました。
「三方に別れて待機！！」「承知！」
が素晴らしく格好よかった！

そして、ラスト。
函館で戦死した土方さんを、新選組の隊士たちが迎えにくる最後のシーンを再現することに。
必死でお互いの台詞を思い出して、先に帰った寿里くんの台詞は真山さんが補って、昼の部だけの出演だった末吉さん、木村くん、春見くんも加わって、死闘の末に逝った土方さんに、一人ひとり声を掛けます。
最後に全員が集まり、土方さんが一言。
「新選組、出動！！」

うわ～～～！！！　鳥肌！！！！
すごい！　素晴らしい！！
最高！！！

難を言うならキタムラさんのナレーションがメロメロ＆土方さんの享年間違えてましたが、いやもう、それを補って余りある感動の再現シーンでした。
うわあ、今すぐ再々演しろ！
これはお願いじゃない、命令だっ！！！

もう～、こんな傑作な舞台、本当に滅多にお目にかかれないよ～。
土方さんとして生きる根本くんは最高に最高に素敵です！！
あの瞳の強さ、悲壮感、逞しさ……！！
新選組隊士の皆さんも、もちろんそれ以外のキャストも、カンパニーとして奇蹟のように素晴らしい！
お願いだからもう一度、生で見せてください！
キタムラさん、伏してお願いします～！！！

『BARAGA-鬼ki』の思い出に区切りをつけるどころか、新たに煽られ、燃え上がりまくった困ったイベントでした。
もー、責任取ってくれ。