2010/08/10
舞台 『BARAGA-鬼ki』再演・東京5日目トークショー

本日の昼公演は終演後にトークショーがありました。
3時間の公演を終えて超お疲れモードのときに、夜公演までのお休み時間を削ってトークショーをやっていただくのは、正直見ているほうも辛いというか、申し訳ないというか。
なのに、トークショー目当てに来ちゃってすみませんorz。

根本さんを中心に、真山さん、富田さん、石倉さん、小島さん、木村さん、中村さんが並び、後ろに「ガヤ」としてほかのキャストが群れている構図(笑)。


「稽古場の思い出」として、とにかく冷房がきかなくて、40度近い中で稽古をしていた……というお話がありました。
根本「甲子園球児の気持ちがわかりました」

あと、今回初参加の桂小五郎役、富田さんが周りになじむのがすごく早かったとのこと。
「台詞の覚えなんか、スエ近藤さん役の末吉さん)よりも早かったもんな」って言ったのは誰だったかな?

話を振られた富田さんは、何度か咳込んだ後、「ごめん、ちょっと喉が」と、いきなり缶ビールをポケットから取り出してみんなに止められていました。なるほど、なじんでる(笑)。


つづいてのお題は「再演について」
井上さん役の石倉さんは、再演の初日に井上源三郎さんの子孫の方が観劇に来られたのが一番緊張した、と言っていました。
石倉『井上源三郎、参る!』と言った瞬間、客席に並んでいた井上さんの親戚の方たちがダーッと涙を流したそうです」

あと、終演後に井上源三郎記念館館長の井上雅雄さんが、劇中で井上さんにかわいがられている弥太を本当にかわいがってくださって、記念写真にもニコニコ笑顔で収まっていかれたとか。
石倉「僕との写真の笑顔と全然違うんですよ」

伊東さん役の木村さんは、初演で一部藤堂くんがしゃべっていた説明台詞を、再演では全部伊東さんがしゃべらなきゃならないので大変だった……とのこと。
あと、耳の前に垂らす「エロ毛」を初演より多くしているそうです(笑)。

永倉さん役の小島さんは、再演ということでいろいろな新ギャグを稽古場で試していたそうで、キタムラさんに「コジ、それはやめとこう」と言われるたび、「もうちょっと僕を泳がせておいてくださいよ」と答えていたとか。
石倉「小屋入りの前までそれ言っていたよな! いつまで泳ぐ気だよ」
小島「海に泳ぎだしちゃいました」

再演ということで、ほかのキャストの方も「同じこと」をやらないよう、いろいろと工夫したようです。それがプレッシャーだったとも。

根本「実際に再演してみて、役者たちが1年以上、いろいろとほかの役をやって成長したことが演技に反映されているなと感じました。そして、初演の時以上に、自分がみんなに支えられているとも感じました。この後もどんどん演技が変わっていくと思うので、ぜひまた劇場にお越しください」

はい、行かせていただきます。
皆さん、作品の舞台である京都での公演にもかなりプレッシャーを感じているようですが、大丈夫! 私がついてるよ!!

と、思わされたトークショーでした。

ちなみに今日はDVD撮影日。
そのせいかどうかわかりませんが、根本さんの役への入り込み方は半端じゃなかったです。
沖田くんが喀血する辺りから、もう土方さん本人がしゃべっているとしか思えない言葉の連続。
初日より抑えられた台詞回しや動作に、「本物」を感じさせられました。

やっぱりすごい演者です。
本当にいい役者さんです。
ファンになってよかった~~!!