遙かゆかりのスポット巡り

壇ノ浦(山口県下関市)

 


現地に行ってこれほど納得した場所はありません。
これは……死ぬよ。

私たちが着いたのは、潮の流れが変わった後の午後。
午前中は西から東に流れていた潮が、一度凪いだ後、逆巻く激流となって東から西に押し寄せ、源氏はこの流れに乗って、一気に平家を討ち滅ぼしたと言われています。

正直、来る前は入水してもそうそう死なないんじゃないかと思っていたのですが、ものすごい勢いの渦と波でした。
建礼門院平宗盛親子が助かったほうが奇蹟だったのではないかと。

この写真は門司側の和布刈(めかり)神社から撮ったもので、潮の流れの速さがよくわかります。

↓以下は追加スチールです。

      

一方こちらは下関側。
NHK大河ドラマ「義経」放送に合わせて作られた義経・知盛の像があり、主演の滝沢くんの手形も飾られています。
義経八艘飛び碇知盛がモチーフ。「壇の浦古戦場址」の碑も建てられていました。

  

下関には安徳天皇陵や平家一門の墓を含む赤間神宮がありますが、実は門司のほうにも「平知盛の墓」があります。
これが甲宗八幡神社(上の左の写真)に残る「知盛の墓」(上の右の写真左)と「供養塔」
神社の裏の筆立山山中にあったものが、昭和28年の水害の際に流されてきたのをお祀りしたそうです。合掌。


そして壇ノ浦は、十六夜記の「譲くんルート」で、神子がみんなを救うため白龍に身を捧げた場所でもあります。
譲くんのあの絶叫が忘れられません。

あ〜、大好きだよ、譲くん!!
よく言った!!!
全八葉の中で、そんなこと言えるのはきみだけだ!!


神子が身を捧げないBAD EDも結構泣けるので、まだプレイしていない方はお試しを。

ちなみにこのときから、私の中で白龍は
「どんなにピュアに見えても油断のならない奴」となりました…。