案朱(京都府京都市山科区)
鷹通さんの好きな場所で、急展開恋愛のスチールの場所でもある案朱。
現在の表記は安朱のようで、山科駅から毘沙門堂に向かう参道の途中に、ゲームの背景のモデルとなっている山科疏水と安朱橋があります。
上のスチールは、安朱橋の上から見た山科疏水です。
下は安朱橋の欄干(下左)と全景(左右)。
もちろん、明治時代に作られた疏水が平安の昔にあったわけはないので、飽くまで異世界?
疏水に沿って植えられた桜と、その下に咲き揃う菜の花は安朱の名物になっているそうなので、桜の名所なのは確かです。
ゲームの中では鷹通さんが、この先にある毘沙門堂に義母のお墓があるので、よく来る……と言っていましたね。
毘沙門堂(下)も、現在の地に移ったのは17世紀なので、異世界、異世界と唱えてください(笑)。
ちなみに最初のスチールと下右のスチール、ものすごい素早さで撮影しています。
あわてすぎて疏水に鷹通さんが落ちそうになったよ! 危ない危ない。
毘沙門堂は、もともとは行基が御所の北方に建てた寺で、伝教大師最澄が自ら刻んだと言われる毘沙門天を本尊としています。
戦国時代に焼失した本堂を再建したのはかの天海僧正だったとか。
見る角度によって絵の奥行きが変わっていく「動く襖絵」など、なかなかエンタメ性に富んだお寺なので、入場料を払って中を見ることをおススメします。
17世紀末に移築された御所の紫宸殿(下左)だけでも、一見の価値あり。
後西天皇の皇子、公弁法親王が入寺したため下賜されたのだそうです。
江戸初期の回遊式庭園、晩翠園(下右)も美しいです。
ちなみに毘沙門天は商売繁盛・家内安全の御利益があるそうで、同行した友人はお守りを買った後に宝くじ(10万円だけど)が当たりました。
しまった、虎のストラップとか買って喜んでるんじゃなかった(笑)。
案朱では、やはり蛍のイベントが一番思い出深いですね。
蘭を探しに行くために足を運んだ案朱で見た、思いがけない贈り物。
鷹通さんの恋愛イベントの中で最も好きなシーンです。
*追記
紅葉の季節に再訪したので、写真を追加でアップします。
2011年のJR東海『そうだ 京都、行こう。』キャンペーンで取り上げられたため、ものすごい人出でした(笑)。
高台弁財天から見た霊殿(上)と、間にある池(下左)。
晩翠園(下右)も美しく染まっていました。
安朱橋から見た紅葉(下左)と、毘沙門堂入り口(下右)。
とても美しかったですが、例年はもっと赤く色づくそうです。
それでもやっぱりきれいですよね。
今度は桜の季節にも行ってみたいです。