琴引山(島根県飯南町)
常世の斥候が天鳥船を発見するのを防ぐため、何も告げずに狗奴たちと行ってしまった忍人さん。
それを知った千尋ちゃんは、遠夜に「あやかしの道」を開いてもらい、忍人さんたちが戦っている琴引山(上)へと急ぎます。
少人数で戦い続け、体力も限界に近くなっている忍人さんを助けることに成功した後、自分に黙ってこういうことをしないよう叱る千尋ちゃん。
ここで例の名言「君はやはり破格の人だ」が登場します。
忍人さんが千尋ちゃんを、ついに王の資質がある人間だと認めた記念すべきエピソード。
ということで、「絶対に行きたい!」と、一人雨の中出掛けたのですが……。
琴引山の登山口がある頓原は、出雲から高速バスで約1時間ほどの……かなりの田舎です。
登山口は琴引フォレストパークというスキー場のゲレンデの途中にあるので、スキー場までタクシーで行って、そこからは登山!
この日はかなり天気が悪く、下から見上げた琴引山は立ち込めるガスの向こうに隠れていました(上中)。
こんな感じのゲレンデ(上右)を登っていきます。
やっと登山口(上左)に到着!
いきなり「ここは、ツキノワグマの生息地域です」という看板があってビビりました。
やっぱり一人で来るところじゃないですね〜(^_^;)。二人以上で大声で騒ぎながら登山しよう!
登山道(上右)。
この辺はとても快適できれいな道でした。
ただ、傾斜が急になってくると(下右)滑りやすいので、雨の日に行くのもよしておいたほうがいいですよ〜。
1013メートルとそれほど高くない山ですし、山頂からの360度の眺望が美しいとのことなので、お天気のいい日にお友達と出掛けましょう!
最初に出合うポイント、十畳岩(上左)。山の中を流れる清流の川床がちょうど十畳分くらい平らになっています。
この後にも弦の清水、大神岩、穴神琴弾岩などがあって、頂上の近くの琴弾山神社に至るのですが、霧がどんどん深くなるし、雨は止まないし、ツキノワグマも住んでるというし、ううむ、これ以上進んだらそれこそ忍人さんに「軽率だ!」と怒られそうなので、この日は引き返すことにしました。
まあ、千尋ちゃんや忍人さんも登山してたわけじゃないしな!←
ちなみに、琴引山の名前は、「大国主命がこの山で琴を弾きながら国造りの構想を練った」という神話に由来します。
実際、中腹にある穴神琴弾岩の岩屋の中に、その琴が残されているという伝説もあるそうです。
う〜ん、やっぱり次回は晴れた日に友達と一緒に来て、山頂までたどりつきたいですね!!