遙かゆかりのスポット巡り

忍人さん・鷹通さんお誕生日おめでとう!特集

気多(鳥取県鳥取市)



『遥か4』で、祭りに使うための珊瑚を探しに来たのが気多の浜辺(上)でした。
サザキが「おじさん」呼ばわりを忍人さんに押し付けたり(一応ちょっと抵抗するのがかわいかった)、忍人さんが子供に容赦なくガンを飛ばしたり。
結果、カメの恩返しがあるわけですが、忍人さんスキーにはむしろ足往ルートの夜デート(あれが?!)のほうが印象深いかもしれません。
暗闇の中で、千尋ちゃんのケガにはちゃんと気づいて、船に戻ってから手当てしてくれる忍人さん
その後に足往が語る副将時代の忍人さんのエピソードも忘れ難いですね。

 

気多は何と言っても神話「因幡の白兎」の舞台として名高い場所です。
この一帯は白兎海岸と呼ばれ、海岸には大国主命白兎の像(上左)や、この神話を歌った童謡、「大こくさま」(大国主命は、大黒様と同一人物)の歌碑(上右)が建てられています。
歌碑の向こうに見える島が、白兎が住んでいたと言われる淤岐ノ島(おきのしま)。

あ、念のために「因幡の白兎」のストーリーを記します。

淤岐ノ島から気多の浜に渡りたかった白兎は、ワニ(サメのことらしい)に「自分たちとワニと、どちらの数が多いか競争しよう」と持ちかけ、島から気多の岬までズラリと並んだワニの上を、数を数えるふりをして渡る。
ところが、岬に着く直前にだましたことを告げたため、ワニに皮を剥がれてしまう。
痛みに泣いている白兎に、八上姫に求婚するため通りかかった大国主命の兄たちは、海水を浴びて風に当たるよう言う。
そのとおりにして苦しんでいる白兎を見て、兄たちの荷物を全部背負わされて最後に通りかかった大国主命は、真水で体を洗い、蒲の穂の上で寝るよう助言した。
傷が癒えた白兎は、八上姫大国主命を夫とするだろうと予言する。


 
この白兎を主神として祀っているのが、海岸に面して建てられている白兎神社(上左)です。
鳥居を入ると、白兎が寝るのに使った(上右)が!……シーズンオフでほとんどわかりませんが(笑)。

この神社の最大のチャームポイントは、参道に並ぶいろいろなポーズの兎の石像(下)です。
かわいいですよ!
耳に結びつけられたおみくじがハチマキみたいでした。
   

  
神社の手水舎を使うと、「大こくさま」の歌が自動的に流れてくるのにびっくりしました。
サービス満点!(笑) 社務所でお願いすると、歌詞のコピーを分けていただけます。

 

白兎神社本殿(上左)。
白兎が主神ということで、皮膚病や疾病に霊験あらたか。日本の医療、動物医療発祥の地とされているそうです。
本殿を支える6個の土台石(上右)に菊の紋章の彫刻がある(菊座石)ため、皇室と関係があるとも言われているとか。

ただし、現在は縁結びの神様の側面のほうが強調されています。
上記のように白兎八上姫大国主命が結ばれることを予言したので、縁結びの神様とされているんですね。

 

大国主命八上姫を見守る白兎の像(上左)。兎のフォルムがかわいい。
上右は境内にある御身洗池(みあらいのいけ)で、白兎が身体を洗ったと言われています。
何か看板のルビと違いますが、こっちの読み方のほうが合っているはず……(^_^;)。

兎の愛らしさもあって、鳥取市では因幡の白兎、一押しのようです。
神社のそばの道の駅には「兎の駅長さん」(下左)がいて、神社に向かう橋にもこんなに兎が〜!(下右)
市役所の看板にもガンガンあしらわれていましたから、兎好きの方はぜひ行ってみてください!