景時邸(神奈川県鎌倉市)
源頼朝の信任厚い御家人、梶原景時が邸を構えたのが、現在、五大堂明王院(上、下)の建つこの辺りと言われています。
政務の中心となった大倉御所からはかなりの距離がありますが、 この先にある朝夷奈の切り通しから侵入する外敵への備えとして、 この地を選んだのかもしれません。
ゲームでは、惟盛を止めるために八葉たちとこの地を訪れ、将臣くんと合流。
この邸を起点に、鎌倉の各地で起きている怪の原因を探り、呪詛を解くことになっています。
最初は邸にみんなを招くことをためらった景時さん。
出迎えてくれたお母さんが、その理由だったわけですが……。
頼朝のお膝元にいるときの景時さんは、なんとも息苦しそうでしたね。
そして、譲くんファンとしては、ここでの最大のイベントは「抑えきれない想い」です!
ヒノエくんとともに(おそらく)鶴岡八幡宮までお守りをもらいに行って、帰りが夜になった望美ちゃんに対し、ついに血を吐くような想いを告白してしまう譲くん!
八幡宮からここまでの道は、 現在でも夜歩くのがためらわれるような人気のなさですし、距離もかなりあります。
「夜中になっても帰ってこないから、何かあったのかと生きた心地がしなかったのに」
というのは本当の気持ちだったと思います。
屋島での告白と並んで、無印の譲くんルートで最も重要なイベントの舞台なので、チャンスがあればぜひ足を延ばしてみてください。
上は、明王院横の風景。
この先は民家になっているので、立ち入り禁止ですが、当時はこの辺りまで邸が広がっていたんじゃないかな……。
明王院の最寄りのバス停は、「泉水橋」です。
「もとみばし」じゃなくて「せんすいばし」なのでご注意ください(笑)。