遙かゆかりのスポット巡り

九郎さんお誕生日おめでとう!特集

首途八幡宮(京都府京都市上京区)



首途と書いて、「かどで」と読むこの神社は、 源九郎義経(当時は遮那王)が鞍馬寺を脱走して奥州平泉に向かった際、 手引きをした商人、金売吉次の邸跡と言われています。

金売吉次
は、表向きは奥州の黄金を京へ運ぶ商人でしたが、 実際には藤原秀衡の意を受けて、さまざまな政治的工作も行っていた……と 多くの作家が書いています(笑)。
実際には、実在したかどうかも不明なんですよね〜。
でも、それを言ったら弁慶だって怪しい。
萌えのために、「いた」としておきましょう!
 
首途八幡宮の入り口、鳥居付近(上)。
吉次
の邸にたどり着いた義経は、 近くにあった「内野八幡宮」に道中の安全を祈って出立したので、 現在の首途八幡宮は、「旅立ち・旅行安全」のご利益がある神社となっています。

  
 

最初の写真の拝殿に続く、小さくてかわいい階段(上)です。
八幡様は源氏の神様。
だからこそ義経は旅の安全をここで祈ったんですね。

彼が奥州に旅立ったのは16歳のときでした。
5年後、頼朝の挙兵を知って黄瀬川に駆けつけるまでに、 泰衡さんに熱愛されたり、を拾ったりしたわけです。