遙かゆかりのスポット巡り

忍人さん・鷹通さん・幸鷹さん お誕生日おめでとう!特集

神護寺(京都府京都市右京区)



『遙か2』天地白虎が好きな花、柑子が手に入るのがこの神護寺です。
金属性
なので天地揃えて訪ねたいのですが、 幸鷹さんの好きな土地でもあるので、ミニゲームができないこと多しorz。
そして、西の札を取るため、天地白虎花梨ちゃんが訪れて、シリンと対決する場所でもあります。

幸鷹さん
「理にかなった説得をすれば相手は必ず聞き届けてくれると思っていました。 ですが、それはそうあってほしいという私の思い込み、幻想なのかもしれません」
翡翠さん
「そして私は、最初から無駄だと決めつけていた、ということか。 私たちは互いの心にある、自分にはないものを否定していたということだね」

こうして絆が結ばれる訳で……。

実際の神護寺は、平安京への遷都を提唱した和気清麻呂が建立した「高雄山寺」を前身としています。
最澄
空海も滞在したことがある由緒ある寺で、一時衰退したものの、 頼朝に挙兵を勧めたと言われる文覚が再建。
紅葉の名所として知られますが、とにかく寺に至る石段が長くて険しくてとってもハードです(下右)。
歩きやすい服装と靴で、体調がいいときに訪れましょう。

 

文覚
の再建後、神護寺応仁の乱で焼失の憂き目にあいます。
楼門(上左)や金堂(現在の毘沙門堂)、五大堂、鐘楼などが再建されたのは、1623年のことでした。
現在でも京都駅から50分以上かかる高雄山中のこの寺が焼かれたのですから、応仁の乱がどれだけ大規模な戦乱だったかがわかりますね。


清滝川に沿って広がるこの高雄は、神護寺の別院として建てられた西明寺のある槇尾、鳥獣人物戯画の寺として名高い高山寺のある栂尾と併せて「三尾」と呼ばれ、紅葉の名所として知られています。
秋の京が舞台の『遙か2』には数多くの紅葉の名所が登場しますが、こちらはまた格別な美しさです。
境内が広いので、オンシーズンに訪れても京都市内の寺ほどギュウギュウ詰めな感じはありません(行きのバスはかなりギュウギュウですが)。
お弁当を持って遠足に行くのにぴったりかも?
 
昭和9年に建てられた金堂(上左)と多宝塔(上右)。
どちらも境内でさらに階段を上った先にあります。
神護寺はそういうお寺です!!
金堂
には国宝の薬師如来立像が、多宝塔には同じく国宝の五大虚空蔵菩薩坐像が安置されていますが、どちらも西暦800年代前半、平安時代の作だそうです。

なお、神護寺には教科書などでおなじみの源頼朝の肖像画も収蔵されています。
平重盛像、藤原光能像とともに神護寺三像と呼ばれるこの三幅の肖像画は、いずれも国宝に指定されていますが、近年の研究では頼朝足利直義重盛足利尊氏光能足利義詮という説も出ているとか。
頼朝のイメージはあの絵で焼き付いちゃっているのですがね~。

 

そして! 
神護寺と言えば頼忠さんのスチールでおなじみ「かわらけ投げ」
境内西の地蔵院(上左)から谷に向けて、厄除けの願いを込めてかわらけ(上右)を投げるんですが、この谷の景色が素晴らしいのです!!(下)
がんばって高いところまで上がってきた甲斐があった! と思わされる瞬間です。

花梨ちゃん頼忠さんと一緒に投げたから遠くまで飛んだと思いますが、たいていのかわらけはこの手前の木のところまでしか飛んでいきません(^_^;。

きっと翡翠さんと投げ比べて負けた幸鷹さんが、「海賊ごときに検非違使別当が負けるわけにはまいりません!」とかわらけを積み上げて挑戦。
ようやく遠くまで飛ばせてドヤ顔で振り向いたら、翡翠さんはとっくに消えていた……というシーンを思い浮かべてしまいました(笑)。

『遙か2』天地白虎ファンの方は、ぜひ一度訪れてみてください!