遙かゆかりのスポット巡り

忍人さん・鷹通さん・幸鷹さん お誕生日おめでとう!特集

室生龍穴神社(奈良県宇陀市)



橿原宮奪還の戦いの前に、狭井君の命で千尋ちゃんが一人、禊に訪れた龍穴。
ゲーム中の地名は室生となっていますが、実際、この地に室生龍穴神社という、非常に古い神社があります(上)。
1キロほど離れたところにある、五重塔で名高い室生寺は奈良時代の創建。
もともとこの室生龍穴神社の神宮寺(神社に付属して建てられた仏教寺院)として作られ、龍王寺と呼ばれていたこともあるそうです。

室生龍穴神社の現在の祭神は高靇神(たかおかみのかみ)。
しかし、善女龍王も祀られているようで、こちらは神泉苑に弘法大師が勧請した龍王の娘ですね。
龍神の神子とは縁の深い神様のようです。
もちろんこの神社でも、雨乞いの神事は行われています。

 

高い杉木立の中にひっそりと社殿が佇み、古い神社独特の「神さびた」感じを醸し出す龍穴神社
拝殿の奥には、朱塗りの本殿が建っています(上左)。
境内にある杉(上右)は根の部分が一つになっているため、「連理の杉」と呼ばれ、夫婦和合や家庭円満のご利益があるとして信仰されているそうです。
日本人は「連理」好き(笑)。

 
ちなみに肝心の龍穴は、この神社から500メートルほど奥に入った山中にあるそうです。
神域なので、上右の看板にあるように、社務所で浄衣をいただいて、それを着て参拝するのが正式なルール。
私は到着した時間が遅くて、社務所が閉まっていたので諦めました。
次回はぜひ挑戦してみたいです。

千尋ちゃんが禊をしている間、八葉たちは少し離れたところで待機していましたが、その待機場所がこの神社のあたりなのかなあ、と勝手に思っています。
それにしても現在でも、夜に山中に立ち入るのはかなり怖い場所。
神子って本当に大変だ~!
 
この神社を訪ねたとき、室生はちょうど桜の季節でした。
橿原よりも標高が高いため、あちらが葉桜になりつつあったのに対し、まさに今が盛り。
忍人さんファンにとって、桜はどうしても悲しい思い出とつながってしまいますが、山里の美しい桜は『遙か』の時代を髣髴させてくれます。
ここで力いっぱい、二人の幸せな未来を思い描きましょう!!