「私はきっと、あなたがこの地に来た時にお役に立てるよう、
先に京に来ていたのでしょう。
どうか、そう思わせてください。
この役目が終わるまではそのままでいさせてください」

『遙かなる時空の中で2』大切な恋第四段階より。

ついにまじないを解くことを決意して、花梨ちゃん蚕の社に来た幸鷹さん
激しい頭痛の中で、記憶の被膜が破れていくのを感じます。
「大丈夫です…どうか手を離さないで……」
「記憶があふれる…!! 本当の過去が…本当の私が…」
涙を流しながら、記憶の奔流に耐えた後、温かく微笑んで言ってくれたのが上記の言葉でした。

花梨ちゃんは真意に気づかなかったようですが、幸鷹さんはかなり決定的な告白も口に出しています。
「私にとって、あなたは誰よりも大切な人です」
「すべてが終わっても…この愛しさを忘れることはないでしょう」

撮影場所:京都府京都市右京区の蚕の社にて