遙かゆかりのスポット巡り

河原院(京都府京都市下京区)
特別編「キャラと一緒



嵯峨天皇の皇子で、光源氏のモデルとも言われる源融(みなもとのとおる)が、摂政藤原基経の台頭により隠棲したのが、六条河原院です。
邸内の池は、奥州の塩釜を模して作ったと言われ、当時は海水が引き込まれていたとか。

東本願寺の別邸であるこの渉成園は、河原院の一部であったと伝えられ、園内に「塩釜の手水鉢」や「源融の供養塔」などが残っています(関係を否定する説もあり)。

  

上左の写真が正門で、上右が園内の臨池亭(手前)と滴翠軒(奥)。
『遙か』河原院のスチールに登場する建物に似ています。
これらは、1864年の蛤御門の変の際に炎上し、その後再建されたものだそうです。
    
 

上左は楼門作りの傍花閣
左右側面に山廊と呼ばれる階段の入り口があり、階上には四畳半の部屋が設けられているそうです(中は非公開)。

そして、園内に広がる印月池の奥にかかる回棹廊(上右)は、桧皮葺の屋根をもつ橋。
京都ではときどき見かける形ですが、なんと渡れます!!
木造のデリケートな建築物はたいてい立ち入り禁止なのに、なんという太っ腹! 感動してしまいました。


 

白虎ファンにとっては侍従の香が入手できる場所。
そして、友雅さんの好きな場所であり、鷹通さんとの最初のスチールイベントの場所でもあります。

そう、バシッとはねつけられる場所(上の写真に写っている侵雪橋の辺りと思われる)。
河原院を調べている間、延々と待たされて、話が弾んだと思ったらいきなり 「私に触らないでいただけますか」って、普通なら嫌われますよ、鷹通さん(笑)。 私は萌えましたが。

次のイベントは「連理の賢木」ですから、本当に突っ走る人なのね……。

渉成園から300メートルほど隔てた、五条大橋の近くにある六条河原院跡碑(上)。
碑のそばに立つ大樹は、当時河原院の邸内にあった森の名残と言われているそうです。

ちなみに京都の河原町という地名は、この河原院にちなんでいるとか。
源氏物語第一部の最終章「藤裏葉」には、光源氏の兄帝、朱雀院が河原院を訪れるエピソードが描かれています。