遙かゆかりのスポット巡り

幸鷹さんお誕生日おめでとう!特集

宴の松原(京都府京都市上京区)

  

 
『遙か2』での幸鷹さんの好きな場所、宴の松原です。
と、言っても現在は、この左上の石碑しか残っていないのですが。
仕方ないので近所にあった松(右上)を撮ってみました(笑)。

宴の松原は内裏の建て替えをする際に使用するための空き地だったそうですが、結局使われることはなく、松の生い茂る林となってしまったとか。
女房三人が通りがかったところ、ものすごい美青年が現れて一人を松林の中に誘い込み、食べてしまった(美青年は鬼だった)という伝承も残っています。

内裏の中にありながら、打ち捨てられた場所だったようです。

お気に入りの場所と言う割に、ここでの幸鷹さんのイベントはほとんどなかったような……。
苗木が泣くから偉い人つれて来いって言われたもんな。

『舞一夜』舞殿はこの近くに建てられたという設定だったので、最終決戦に行くとき、あかねちゃん八葉全員で松原のそばを歩いていきますね。

舞台版では根本くんが「あの宴の松原の向こうに舞殿があります」と言うのを噛んで、「あの宴のジャンバラヤ」と言ったというエピソードが思い出深い……。


 

宴の松原からほど近い場所にあるのが、平安宮内裏内郭回廊跡の碑(上)。
碑の後方には、発掘調査で発見された回廊の基壇が見えます。
幸鷹さんのぬいぐるみがないので、鷹通さんに代理を務めてもらいました(笑)。
そばには、内裏の正面玄関である承明門跡の碑もあり、この周辺が内裏の中心地であったことがわかります。

現在では、住宅が立ち並ぶ何の変哲もない場所なのですが、源氏物語千年紀の一環として、2008年に周辺の整備が行われました。
    
  

おかげで、左上のようなわかりやすい説明が掲げられたり、住宅街の中に弘徽殿(右上)や清涼殿の跡を示す石碑が建てられたりと、ぐっと内裏巡りが楽しくなりました。
弘徽殿はゲームの『舞一夜』で、皇后さまの在所として登場しましたね。

ちなみに旧内裏に当たる部分には湧水が多く、その水を使った酒造業が盛んだったそうです。
現在洛中に残っている造り酒屋は、俳優の佐々木蔵之介さんのご実家、佐々木酒造さんを含むわずか三軒だそうで。
がんばれ、洛中の酒蔵!

     

そして、図書寮跡が右上の写真。
まさにこの場所なのですが、あまりに面影がなくてどうすればいいのやら。
光栄さんのガイドでは、近所にある立本寺(左上)を跡地として紹介していますが、厳密に言うとちょっとずれてます。
まあ、写真の撮りようがなくてお寺のほうにしちゃったんだろうな(苦笑)。

図書寮は朝廷の書籍、仏経典、仏像などをつかさどる役所で、国史の選集なども行いました。
また、紙屋院で作られた官製の紙屋紙は、ここを通して支給されたそうです。

『遙か十年祭』での幸鷹さんのモノローグは、図書寮で夢中で文書を読んでいた幸鷹さんと、それを待っていた花梨ちゃんのお話でしたね。ああ、あれも好きだ!!

今は本当に普通の住宅街(下)ですが、ここを幸鷹さん彰紋くんが往来していたのだと、想像の翼をはばたかせましょう!