遙かゆかりのスポット巡り

祇園社(京都府京都市東山区)



現代で言うところの「八坂神社」です。
『遙か』的には、御神水が湧き出ている「龍穴」がチェックポイントの一つ。
神泉苑
までつながる底なしの井戸と言われているそうです。

以下、追加スチールです。
 
龍穴の上に建てられているとも言われる本殿(左上)と、御神水。飲む場合は煮沸してくださいとあるのでご注意を。

御神水のすぐ横には、忠盛灯籠(左下)があります。
この古い灯篭には以下のようなエピソードが伝えられています。

白河法皇が愛人の祇園女御に会いにいくためこの辺りを通りかかったところ、鬼が現れた。
護衛の平忠盛は、その鬼を斬らずに生け捕る。
なぜなら、灯籠に灯を点そうとした僧侶を法皇が見間違えただけだったので。
彼の冷静な判断を高く評価した法皇は、祇園女御を与えた(女御の妹との説も)。
忠盛と祇園女御の間に生まれたのが、後の平清盛
このため、「清盛は実は白河法皇のご落胤」…という説が、清盛存命中から囁かれた

そう、平忠盛清盛の父なのです。
一方、母の祇園女御は、祇園寺(尊勝寺阿弥陀堂)を建立したとして、八坂神社からほど近い場所に碑(右下)が建てられています。

吉川英治の『新・平家物語』では、この忠盛祇園女御は主要人物。性格がとても生き生きと描写されているので、興味のある方はぜひご一読を!

 

八坂神社は祇園の芸妓さんたちの信仰を集める神社でもあります。
ということで、女性のお参りが絶えないのが、境内にあるこの美御前社(左下)。
八坂神社の祭神、スサノオノミコト天照大神誓約(うけい)をしたとき、スサノオの剣から生まれた三柱の女神が祀られています。
社の手前の美容水を数滴顔に付けて、お参りをすれば美しくなる……ということで、「またまた〜!」と思ってもやっぱり行くたびにお参りしちゃうんですよね(笑)。

一方、大晦日の夜に古式にのっとって灯された御神火を火縄にうつし、消えないようにくるくる回しながら帰る「をけら詣り」もこの神社の名物。
持って帰った火を神棚に灯したり、お雑煮の火種にしたりしてお正月を祝うそうです。
大晦日の境内にはをけら火の授与所(右下)がいくつも設けられています。
一度、京都で年越しをしたときチャレンジしようとしたのですが、よそ者にはさすがに敷居の高い行事でした(笑)。

 

ちなみに、祇園社がしっかりとマップに入っているのは『遙か2』
イサトくんとここを訪れた花梨ちゃんは、翡翠さんに「このまま攫ってしまおうか」と言われます。
このとき、「わ〜い、ぜひ!」と応えると☆が下がるのでご注意ください。

また、行き合わせた幸鷹さんが「その海賊から離れなさい」と助けて(?)くれるスポットでもあります。
天地白虎の険悪な会話が結構長く楽しめるので、白虎ファンにはおススメです!