遙かゆかりのスポット巡り

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祟道神社(京都府京都市左京区)



『遙か2』の三、四章で札を手に入れた後、イベントが起きるのがこの祟道神社です。
木属性
の強大な御霊、丑寅御霊(うしとらのごりょう)を封印します。
舞台版では、ここで四神を解放した花梨ちゃんが、千歳とともにアクラムと最終決戦を行いますね。

祟道神社
は、非業の死を遂げて天災や疫病をもたらすようになった「怨霊」を鎮め、 神として祀ることで鎮護の神となす御霊神社の一つ。
ここに祀られているのは、桓武天皇の弟で皇太子だった早良親王(さわらしんのう)です。
桓武天皇の寵臣、藤原種継暗殺の嫌疑で廃嫡され、無実を訴えて絶食死した後、 怨霊となったと言われます。
その祟りはすさまじく、桓武天皇の近親者が次々と死亡、 遷都したばかりの長岡京も疫病や洪水に襲われ、 ついにはわずか10年で都を再び平安京へと移す羽目になったとか。

 

神社の長い参道(上左)と、本殿に続く急な階段(上右)。
早良親王の怨霊を鎮めるため、朝廷は崇道天皇という追号を送り、墓も現在の奈良市八嶋町の崇道天皇陵に移葬しました。
奈良には崇道天皇を祀る社が数カ所あり、京都でも藤森神社上御霊神社などが祀っていますが、崇道天皇のみを祭神とするのはこの崇道神社だけなのだそうです。

 
崇道神社の本殿(上左)。
以上のような謂れのある神社ですが、何せ早良親王が亡くなられたのは西暦785年のこと。
いくら怨霊の祟りがすさまじくても、とっくに浄化されているだろうと思って伺ったのですが……どうかな……
なんか全然鎮まっている感じがしないんだけど、気のせいかな???

写真でおわかりのとおり、太陽が燦々と降り注ぐ時間帯に訪問したにもかかわらず、境内全体が凄みのある静けさに覆われていて、冗談ひとつ口に出せませんでした。
写真が少ないのは、怖くてあまり撮れなかったからです……。

あ、社の左手を150メートルほど登った山の中腹には、小野妹子の子である小野毛人のお墓もあるそうです。
上右がそのお墓への道。
当然怖くてそんな寄り道していられません!
こんな場所に夜に一人でやってきたり、怨霊と対決しに来たり、 神子のお仕事の大変さがよ~くわかる神社でした。
花梨ちゃんは本当に偉い!!!