遙かゆかりのスポット巡り

幸鷹さんお誕生日おめでとう!特集

船岡山(京都府京都市左京区)



『遙か』では天真くん『遙か2』では泰継さんのお気に入りの場所。
そして、『遙か2』幸鷹さん翡翠さん白虎を解放する場所でもあります。

帝編では、翡翠さん花梨ちゃん白虎を解放するため訪れ、時朝さんの行動に不審を抱いて質問している幸鷹さんに出会います。
「もう海賊をやめて別の生き方をしているのですか?」
と、翡翠さんに大真面目に尋ねる幸鷹さんが楽しい(笑)。

院編では、和仁の行動を確かめるため、幸鷹さんが一足先に船岡山へ。
翡翠さん・花梨ちゃんと合流して和仁に立ち向かいました。

幸鷹「宮様、あなたは皇族としての使命をお忘れか? 京を守ること、これこそが皇族と貴族がなすべきことではありませんか?」
翡翠「ふふ、そう考えていれば呪詛など行うはずもないと思うがねぇ。だが、実に生真面目で悪くない信念だね」

仲良し

    

船岡山は、平安京を造る際に北の基点となった場所で、ここから南に向かって朱雀大路が延びていました。
舟を伏せたような山の形から、この名が付いたと言われます。
標高は112メートル、面積は約2万5000坪。
陰陽五行思想・風水思想に基づいて、大地の気があふれ出る玄武の小山とされたため、基点に定められたそうです。
かの枕草子でも、「丘は船岡」と称えられています。

『遙か』の時代には京の都が一望できた場所ですが、高層ビルが増えた現在ではそれほど見通しはききません。
それでも以前訪れたときよりは、木がすっきりと刈り込まれて眺めがよくなっていました(上左)。
上右は山頂にある三角点です。

 
船岡山の頂上にある船岡山公園(上左)。
ここまで行く道は上右のような感じで、『遙か』のコミックでイノリくんが訪ねてきた辺りに似ています。
ここで友雅さんにお酒を飲まされて、おんぶされて帰っていましたね〜。
小天狗ちゃんの死を巡る嘘で、ここで札を得てから泰明さんが失踪してしまいました。
 

応仁の乱の際、船岡山が西軍の陣地となったため、この一帯は西陣と呼ばれるようになりました。
本能寺の変の後、豊臣秀吉が時の天皇の勅許を受け、この場所を主君である織田信長の廟所と定めています。
現在の建勲神社(上)が建てられたのは明治二年。
祭神はもちろん織田信長です。
正式名称は「たていさおじんじゃ」ですが、「けんくんじんじゃ」の通称で親しまれています。

 

境内にある「敦盛」の石碑(上左)。
須磨寺の項でもご紹介しましたが、信長が好んだ謡曲で、ここでは桶狭間の合戦出陣に際して舞ったとされています。
上右は建勲神社の拝殿。
信長の鎧や今川義元の太刀など、貴重な品が所蔵されているそうです。

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