2010/01/21
『BUTLER×BATTLER~執事王選手権~』初日


あの、あの、7時開演で休憩なしで10時近くまでやってたんですが、
まったく入り込めませんでした!!
爽やかなくらい見事にっ!!

執事喫茶が舞台というところから、すでにいや~な予感はしていたのですが、見事的中。
これはいったい、どういうニーズに向けて作られたお芝居なのでしょう?
確かに顔のきれいな男の子たち(テニミュの役者さんが多いらしい)がたくさん出てくることは出てくるんですけど、
出てくればいいってものじゃないだろう!!

途中、盛り上がる(と思われる)場面で周りのお客さんからすすり泣きが聞こえたときには、心底びっくり。
ええっ?! 泣けるの?!! いかなる感情移入をすればそんなマネが?!!

根本くんや、その弟役の人は役者さんとしてはきちんとできているのですが、

1. お芝居の設定があまりに感情移入しにくくて置いてけぼりにされる
2. 踊りがすごくうまい人がいないのに、ダンスシーンがある
3. 歌がすごくうまい人がいないのに、歌のシーンがある!
4. この規模の芝居にキャスト出しすぎだろう!!


あちゃ~と思った舞台に関しては、「演出をこうすれば」「台本をこうすれば」と、改訂案を考えるのが私の癖ですが、これに関しては「この企画やめておいたほうが」で終わっちゃいました。

唯一ときめいたのは、剣を持って戦うシーンの根本くんがものすごくきれいだったこと!!
なんで執事喫茶で剣持って戦うのかとか、聞かないでください。
とにかくそこだけのために3時間見たと思えば……。

なお、以上は飽くまで個人的な感想です。
実際、閉幕後に「すっごくよかった!」と盛り上がってる女の子たちもいましたし、泣いてる人もいたのですから。
ただ、イケメンを揃えることで商売をするタイプの舞台には、なるべく出ないようにしてほしいよ、根本くん
お仕事だからしょうがないですけどね~。

一緒に見たさこさんが、ご飯食べながら一言。
「根本くん出てる場面なのに寝てたでしょ」
……正直すぎる、私。